tokainorookie’s blog

やさしい輸入中古車を買って人生に彩りを🇮🇹

ちょっと古いBMWを安く維持する方法 Vol.1

「シルキーシックスはお金がかかるぞぉ~」

E60を購入した時にある先輩にこう言われた。実際は、半分当たっていて半分当たっていなかったのが答えだったと言える。今回はちょっと古いBMWを安く維持するマル秘術を紹介しよう。

 

【車体購入編】

・クルマ選び=お店選び

中古車を買う場合、車体価格はなるべく安く抑えたいもの。まだ折り目のついている個体を選ぶのであれば認定中古車をおすすめするが、限られた予算や、過去の名車に手を出すのであれば専門店で買うのが良いだろう。私のE60の場合は、サイトで条件の見合う物件を探し、ヒットしたものがたまたまBMW専門店だったというパターンだ。保証はお店によるが、概ね1か月1000~3000キロ。初めての中古BMWなら、後のメンテナンスも含めてそのクルマに特化したお店で買うのが何かと心強い。

また意外と穴場と言えるのが個人経営でやっているような中古車屋さんだ。中でも大手広告サイトに載せていないようなお店では余計な広告費を車体価格に乗せない良店もあるため、相場の2~3割程度安かったりする。程度も良ければまさに掘り出し物と言えよう。ただし上乗せ額がなく安価な代わりに保証をつけていないお店もある。保証の有無は一概に言えないが、必ずしも保証がつけられないお店が危険店というわけではなく、誠実なショップであるかどうかの見極めが大事なのだ。

 

・マイカーローンの使用

支払いはローンをおすすめする。言うまでもなく、一括で買えるのならそれに越したことはない。だが今の時代は現金をなるべく手元に残しておくのが得策だ。

例えば予算100万円の中古車を買うとしよう。車体代の他にメンテナンス費用の準備もあれば言うことはないが、ギリギリの状態では購入後何かあった時に大変になるパターンになってしまう。そこで半分を頭金とし半分の50万円をローンとして組む。中古車の金利は取扱店によるがおおよそ7~8%くらいなので、24回払いなら年間1万8500円(月1541円)ほどが金利である。そして手元に残った50万円をメンテナンス費用として丸々プールしておけば、突然の故障が起きた時でも安心というわけだ。特に低年式になればなるほど、金利を支払ってでも手元にお金を残しておくメリットになる。マイカーローンは様々なローンの中でも比較的ハードルが低い商品なので、支払総額に納得がいくのなら積極的に選ぶ価値があるように思う。

 

・納車前整備はケチらない

実はこれが【車体購入編】の一番大事な部分である。ここにしっかりお金をかけることで、納車後のトラブルの7割をカバーできると言っても過言ではない。

車検基本料金や車検整備費用という名目で5万円前後かかる。ここでは一律料金で基本的に追い金が発生することはないが、「2か年しっかり乗れるように整備してほしい」と手厚くした分トラブルから遠ざかる。主には車検を通す為の部品交換や整備になるが、ここでどれだけリスクを潰したかが今後の愛車生活を左右する。クルマは消耗品の集合体である。重大な欠陥で招いたトラブルでない限りは、クルマの故障は往々にして消耗品の交換時期なのだ。不安要素はなるべく取り除いておこう。結果的に納車後の出費が大幅に抑えられる。

 

【保険編】

税金(自動車税・重量税・自賠責)、法定費用は削ることが難しい。購入時での費用をなるべく抑えるなら、あとは車庫証明を自分で取ることくらいだ。概ね1~2万円安くなることだろう。

自動車保険はどうだろうか。私は今、代理店型の自動車保険を使っているが年間の費用だけで言えばダイレクト型の方が割安だ。もちろんサポート内容や補償内容で大きく変わってくるが、様々な割引を使えば最大で代理店型の1/3くらいになったりする。ドライバーを限定すれば費用も抑えられるので、用途に適した形で選ぶと良い。

車両保険は車種や年式によってかけられないものもあるが、私の周りの輸入車乗りは入れるなら入っておいた方が良いというのが大半だ。輸入車は板金などの修理代が高くつく傾向にあり、万が一のことを考えると入っておいた方が安心と言えるだろう。私もそれで助かった経験があるし、ローン支払い中であれば加入は絶対と言ってもいい。仮にローン中に事故で全損になったとしても、その保険料が残債に充てられるからだ。

(Vol.2につづく)