tokainorookie’s blog

やさしい輸入中古車を買って人生に彩りを🇮🇹

ちょっと古いBMWを安く維持する方法 Vol.2

一般的な認識として輸入車はお金がかかるものと思われているが、実際に所有するまで私も例に漏れずそういうイメージを強く持つ人の一人であった。だがやり方次第では決してお金持ちでないと維持できない代物ではない。すべてディーラー任せだった3シリーズ、専門店で買った5シリーズ。安心して維持をしていく為に何をどう選んでいけば良いのだろうか。答え合わせのVol.2をお送りする。

 

【維持編】

・お店と良い関係を保つ

購入後安心して輸入車ライフを楽しむなら、信頼できるお店と繋がりを持つのは不可欠である。これは言うのは簡単だが、実際の話になるとハードルが高く感じるかもしれない。私は基本的に購入店ですべてを見てもらうのがスタンスだが、隣県のお店でクルマを買った為おいそれと行けない距離だったりする。そこでセカンドオピニオン的に別の信頼できるショップを近場で探し、整備内容によって使い分けをしている。

お店にも得意不得意があって、販売に力を入れているお店もあればメンテナンスが得意なお店もある。古い輸入車であれば中にはマニアックな仙人みたいな人もいて、それこそ趣味の領域でやっているようなお店もある。

オイル交換や軽微な修理といった日常的なメンテナンスは近場で、テスターをかけなければわからないような重整備を行う場合や車検などの区切りの時には購入店に持ち込むようにしている。こうしたお付き合いの中でこちらも目を養い、どうしたら費用を抑えつつ長く維持できるのかを考えていくのだ。

 

メンテナンスショップは地域によるかもしれないが、比較的郊外のお店が良心的である。これは都心部に比べて車社会であったりする影響からか、気さくで融通の利くお店が多いように感じる。また車社会の地域であれば足は必需品となるので、無条件で代車を貸してくれる割合も100%だ。以前乗っていた国産車のディーラーは20年以上の付き合いだったにも関わらず代車を貸してくれたことは1度もない。BMWのディーラーも頑張ってくれるが、担当者によるところが大きい印象だ。

 

・パーツ購入はネットで

こうした融通の利かせてくれる良心的なお店と繋がりを持てたならもはや鬼に金棒だ。信頼できるお店が近くに見つかったら、購入時の保証をつけないという選択肢もある。いい意味で型にとらわれず本質をよく理解したショップの人は実に頼もしい。そして「ここはOEM品でもOK」と適宜良いアドバイスをくれる。パーツも下手な中間マージンを取ることなく対応してくれるし、ネットで購入した部品を持ち込んでの作業もOKだ。すべてのパーツをネットで賄うことはできないが(中には純正部品でないとダメなものもある)、上手に利用すれば費用はかなり抑えられる。

またこういったショップはお店同士の繋がりやディーラーとのお付き合いもあることから、品質も折り紙付きなのである。何でもディーラーに任せっきりだった3シリーズに比べて今5シリーズを安く維持できている理由は、こういうところにある。

 

・中距離ドライブを意識する

クルマは機械ものだ。機械は動かしてこそ長持ちをする。一度エンジンをかけたなら、小一時間運転をするくらいが良いという。クルマにとって一番苛酷なのがストップ&ゴーを繰り返す短時間・短距離での使用だ。そういう状況で使われてきた低走行車よりも、距離は伸びているがある程度毎日走っていたクルマの方が状態が良かったりする。そして頻繁に運転をしていれば、ドライバーも変化に気づくようになる。何かおかしい、普段と違う音がした等、トラブルの前兆をより早く見つけ出すことができる。こうしたクルマとの付き合い方も大事なことなのである。

 

まとめ

1.自分の感度に合ったお店選び

2.支払いはローンをうまく利用する

3.整備はしっかりと

4.任意保険はダイレクト型

5.信頼できるお店を近くに持っておく

 

クルマ購入は人生で2番目に高いと言われる買い物だ。少しでも納得できないことがあったら手を出さない方が精神衛生上も良いだろう。それは車体(お店)選びから始まっており、自分の感度に合っていなければいくら保証が厚かろうと安かろうと、そんなものは度外視で早々に手放してしまうことになるだろう。

大事なことは、どこにお金をかけるかということ。かけるべき所にはしっかりお金をかけて、そうでない所はできる限り割り切って考えていこう。ある程度心に余裕を持つことも大事だ。これが無ければせっかくの輸入車ライフが台無しになってしまうからだ。

賢く維持して長く乗ることができれば、それが最大のエコなのではないだろうか。ちょっと古いBMWにはそれをさせるだけの魅力がある。(Fin.)