tokainorookie’s blog

やさしい輸入中古車を買って人生に彩りを🇮🇹

クロスオーバーという提案2

clubmini.jp

中古車選びのコツ

条件はR60のマニュアル、年式は2011〜2014年となる。色は無視をしてスタートした。

中古車サイトで検索をかけると10万キロを超えた個体で50万、3万キロ台の上物では約160万円とその差ざっくり100万円の開きがある。中には200万を超えるJCWもあるが今回の候補からは外れた。グレードにおける差はあまりない印象だ。既に試乗などを済ませパフォーマンスの違いを知ってて絞って探している方はいざ知らず、バリエーション豊かなMINIを1から探す場合は気になった個体と価格を見比べて上位グレードだったらラッキーくらいでいいだろう。

 

走行距離をどう捉えるか

今後何年何万キロ乗るか、頻度と使用用途で考えてみる。一概に過走行がダメで低走行がいいとは言えないのが中古車である。例えばあまり予算をかけず、かつ決まった期間しか乗らないのであれば一般的に低価格となる過走行車でいい場合もある。数年後のリセールも視野に入れてとなれば極力距離が少ない方が価値は残りやすい。が、個人的に警戒するのが世間で良しとされる低年式低走行車である。

年式の割に走っていないのは機械が不動の時間が多かったわけで、消耗品やブッシュ関連、オイル系統がどうなっているのかが気になるところだ。また可動部分の固着やボディの錆なんかがある場合もある。なのに価格が高い。逆に10年10万キロ理論ではないが、年式相応に動かしてきたクルマというのは意外と調子が良く、その期間その距離まで走ってきた(走ってこられた)というのが、何より不良品でない信用の証なのだ。現に私は15年落ち10万キロ超えのマセラティを購入している。では実際にどれくらいが落とし所と言えるのか。

私が推奨するのは経過年数の7割前後の走行距離である。10年落ちであれば7万キロが目安となる。

3年落ち 21,000km
5年落ち 35,000km
7年落ち 49,000km
10年落ち 70,000km
13年落ち 91,000km
15年落ち 105,000km

これくらいであればそのクルマの【実績】も保証され価格も“ちょうどいい”。また消耗品のサイクル時期に関し交換計画も立てやすかったりする。中には峠を超えたものもあるからだ。中古車はすべて、クルマの状態と価格のバランスを考えなければならない。高年式でも壊れる時は壊れる。絶対壊れないという保証はないのだから、なるべく車体本体にお金をかけず安く手に入れてその分メンテナンスにお金をかけることをオススメしたい。数年後、万が一これならもっと良いのが買えたねとなっても、中古車は一期一会であり、今そばにいてくれているクルマはオンリーワンの1台なのだから。

 

オートオークションという方法

ussnet.co.jp

閑話休題。日頃お世話になっているショップにクロスオーバーの話をしてきた。販売実績もあるので安心してオーダーできる。機関構造はR56と共通しているのでメンテナンスに関してはウチのMINIと同じと思って良いようだ。下取りやオークションで探してもらう場合、漠然とお願いするのではなく期間を決めてお願いするとお店の人の負担も少なくなるだろう。まずは今月いっぱい探して欲しいとお願いをしてきた。

その3日後のことである。ホームの会場ではなかったが別会場でグリーンのクーパーSが見つかった。程度もよく内装はシンプルであったがいかにもMINIらしい装いであった。身内に見せたところ気に入ったようで遅滞なく入札準備に入った。

 

中古車購入の鉄則「欲しいと思ったら即行動」

無事に落札できたそのクロスオーバーはオックスフォードグリーンのMTで白いストライプが入った仕様であった。距離も7万キロ弱であり、慣らし運転が終わり絶賛本領発揮中といったところだろう。人気があったのか想像していたより価格が上がったが、それでも一般市場で見比べると幾分安い。予算内に収まったのでホッとした。

落札車同様やはり同じ仕様のMINIを見つけるのは難しく、中古車は千差万別だ。「気に入ったら行く」というのが中古車を買う時の鉄則だと改めて思う。迷い段階で変に値切り交渉や試乗をゴリ押しせず、本当に欲しいと思ったなら少し背伸びをするくらいでいった方がいい。なぜなら中古車選びは出会いだからだ。あれやこれやと迷っているうちに機を逃す。またそういう時はまだクルマを買う段階に自分自身がなっていないとも言える。そういう意味で身内は、中古車購入の心得を持っていたように感じられた。結果、相談をもらってから16日で気に入ったクルマを手にすることができたのである。

 

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